【カランコエの育て方】春夏秋冬の注意・工夫点をまとめてみた!
冬を代表する花のひとつが、今回ご紹介するカランコエです。花が少なく、さみしくなってくる時期をカラフルに彩ってくれます。欧米ではクリスマス時期の室内の飾りとして使われるんだとか。
花言葉は「たくさんの小さな思い出」なんてロマンチック!今回は春夏秋冬の注意点・工夫点のポイントを紹介していきますね☆
☆この記事の内容です☆
【カランコエってどんな花?種類は?】
カランコエというとまず思い浮かべるのは、星のような小花をたくさんつける「カランコエ・ブロスフェルディアナ」という種類がメジャーではないでしょうか。
でも、カランコエの仲間は形もさまざま、100種類以上もあるんです!「カランコエ・〇〇」という名札がついているものもありますが、ほとんどは〇〇の部分だけで呼ばれています。名前が長いと何かと不便ですしね。
①花モノ
まずは前述した小花のブロスフェルディアナ。「赤・黄・オレンジ・白・ピンク」と豊富な花色がそろい、八重咲きのバリエーションもあります。
*八重咲き=花びらが重なって咲く花の咲き方のことで、普通は変わりものとして出現する。花が派手になるので園芸植物では喜ばれる。直径6cmほどの小さいポットで売られていることもあり、寄せ植えにもよく使われます。
一方、ブロスフェルディアナと双璧をなすのが、ちょうちんのような花をつけるカランコエ・ウェンディー(エンゼルランプ)。下向きに垂れ下がって咲く、可憐な花です。
カランコエ・ウェンディーから『サニーデイ』。八重咲き&下向きカランコエの切り花です。#東村山 #花屋 #カランコエ pic.twitter.com/RklLcZed3m
— 赤尾杉生花店 (@F_RougeNoir) 2017年5月6日
両者は花だけ見ると全く別の種類に見えますが、厚ぼったい葉はそっくりです。
カランコエ
葉の周りに小さなギザギザができて、落ちてそこから増える。うちのこは黄色い花が咲く。#ファインダー越しの私の世界 #写真撮ってる人と繋がりたい pic.twitter.com/7yryEACJ01— 妙ちゃんtaekogreed (@a25s3JFOi9dbmqo) 2017年10月3日
②多肉モノ
お店ではよくサボテンと一緒のコーナーに並べられている多肉植物の中にも、カランコエの仲間はいます。「月兎耳」(つきとじ)は、ぽってりした葉にふわふわの産毛が生えて、まさにウサギの耳のような可愛らしさ。
赤く紅葉する「朱蓮」
根元から勝手に生えてる多肉はなんだろうと画像検索したところ、おそらく カランコエ 朱蓮 のようだ。 pic.twitter.com/1VOid0uvg0
— 鹿のおねえさん【公式】 (@ch_enl) 2018年9月24日
「冬もみじ」は多肉植物用の中の貴重な彩りです。
カランコエ’冬もみじ’ 葉の姿と紅葉が良い pic.twitter.com/TrxdRmm1fP
— ヤサシイエンゲイ (@keikikaku) 2014年12月4日
③子株モノ
大きく成長した葉の縁にびっしりと子株がつき、ポロポロ落ちて増えるタイプ。その繁殖力にあやかって、子宝のご利益があるとかないとか。
「胡蝶の舞」と「子宝弁慶」を交配させた「クローンコエ」(子宝草)
「マザーリーフ」(セイロンベンケイ)などがあります。
セイロンベンケイ!!!
((o(`>ω<´)o))
後ろ汚い← pic.twitter.com/UIoETmJGm6— k3 括弧 (@kakkogame) 2018年9月20日
子株は土の上に落ちてそのままでも育ちますが、根が生えるまで水栽培してから植えるとより確実です。
基本の育て方。
いろんな種類があるカランコエですが、育て方に大きな違いはありません。サボテンみたいなやつと花を同じように育てちゃっていいの⁉︎と思われるかもしれませんが、葉っぱを見てみてください。
厚みのある葉が共通していますよね?カランコエはみんな、乾燥に強い多肉植物なのです。育てやすい季節はもちろんありますが、素人でもできる特別な処理をすれば1年中できます。
詳しくはこちらの記事が参考になります。
復習も兼ねてもう一度ポイントを絞って解説しますね^^
①水やり
乾燥に強い、ということは裏返せばジメジメには弱いということでもあります。カランコエは根が細く、水やりしすぎると根腐れしてしまいます。
春から秋の成長期には、土がしっかり乾くのを待ってからあげるようにしてください。1回の水やりは、鉢底から水が流れ出るくらいにたっぷり。水の量を減らすのではなく、間隔を空けるのがコツです。
②日当たり
日当たりを好むカランコエですが、夏場などあまりに強い光では葉が灼けてしまいます。直射日光をレースのカーテン越しに当てるくらいの明るさがベストです。
③肥料
春と秋には成長するので、液肥を2週間に1度、もしくは固形肥料を月に1度与えるといいでしょう。
・夏は暑さで生育がにぶるため、肥料は控えます。
・冬は花が咲いていても、特に必要ありません。
④気温
カランコエは寒さに弱く、冬でも10℃以上必要です。暖地以外では室内に取り込みましょう。暖房の風が当たってしまうと弱るので注意!
毒があるって本当!?
リクガメさんが好んで食べるカランコエですが、他のペットには要注意です!全体にステロイドの一種が含まれていて、犬や猫(たぶん人間も)が食べると胃腸炎や心臓に影響が出るようです。
リクガメさんには美味しいらしく、食べさせている人も多いようですが、被害例は見当たりません。ワンちゃんやネコちゃんを飼っているお家では気をつけましょう!!
春夏秋冬の注意・工夫点まとめ☆
カランコエについてあれこれ書きちらしましたが、基本のところをまとめたいと思います。
①いろんな形があるけど、育て方は同じ。好みのカランコエを見つけよう♪
②乾燥気味、あたたかくて明るいところが好き!
③毒性あり!犬や猫が食べないように注意しよう!
今回は基本の育て方を書いてきましたが、実はカランコエ、花を咲かせる「コツやキレイになる切り戻し」など、お伝えしたいことがまだたくさんあります!別記事にもまとめますので、ぜひ参考にしてくださいね♪
カランコエの全てがわかる関連記事はこちら☆
>【カランコエの育て方】土・植え替え時期について詳しく解説する!!
>【カランコエの育て方】 切り戻し(剪定)・挿し木のタイミングは?
>【カランコエの育て方】室内で育てる・花が咲かない?注意点4つ!
>【カランコエの育て方】冬越し・鉢植えと地植えについて解説!!