リクガメ 餌栽培

アロエの育て方。冬対策?土は適性か?室内で枯れた?対策・注意点!

2018/11/01


管理人が「リクガメのロンT&パーカー作ってみた!」

 

リクガメの餌としてはもったいないくらいオールラウンドプレイヤー!アロエの冬の育て方についての記事です。アロエは別名「医者いらず」の名前でも知られていて、古くからやけどや胃薬など、民間薬として重宝されてきました。どのくらい古くからかというと、紀元前1500年頃の古代エジプトの医学書にその名が記されているくらい!

 

しかしきっと、それよりずっと昔からアロエは薬として人間の歴史に寄り添ってきたのでしょうね。「アロエ」という名前は、古代アラビア語の「Alloeh(苦味のある)」が由来だそうです。現代ではヘルシーなデザートとしても使われ、アロエ入りのヨーグルトは定番となりました。

 

今回は、そんなアロエの育て方についてです☆

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【アロエってどんな植物?】

園芸用に出回っている品種は、アロエ・アルボレッセンス(キダチアロエ)アロエ・バルバデンシス(アロエベラ)の2つががほとんどです。成長すると木のように高くなるキダチアロエに対して、アロエベラは茎がほとんどなく、地面から直接葉が出ているように見えます。

 

アフリカ原産で、温暖な地方なら日本でも地植えができますが、ベラはやや寒さに弱いという特徴があります。

 

ちなみに、デザートでよく食べられるのは苦味が少ないアロエベラの方。少ないとは言っても表皮の部分はやっぱり苦いので、中身のゼリー状の部分を取り出して調理します。でも、薬効があるのはそのニガ〜イ部分なのだそうです。

 

 

【冬越のコツと工夫・注意点!】

乾燥に強く、しばらく放っておいても元気なアロエですが、ひとつだけウイークポイントがあります。アロエを枯らしてしまう原因の第1位が、冬に水をあげすぎて根腐れしてしまうというもの。もともと乾燥には強いのですが、逆にジメジメは苦手です。

 

 

冬の間、5℃以下は水をあげるのをやめましょう!

少し心配になるところですが・・・大丈夫、寒い中に水不足で枯れることはまずありません!水を切ってしまえば、かなりの低温(0℃前後)まで耐えることができます。

 

寒冷地でもっと気温が低くなるなら、室内に取り込んだほうがいいでしょう。ただし、暖房の風が当たったりしないように置き場所に気をつけて下さいね。

 

【土はどのようにすればよい?】

水はけさえよければ、どんな土でも大丈夫です。手持ちの土に、小粒の赤玉土などコロコロしたタイプの土を混ぜてあげると水はけはアップします。もっとカンタンにしたければ、サボテンや多肉植物用の培養土を使いましょう。これなら買ってきてそのまま使えるので便利!

 

 

肥料は、あまり必要ないほど頑丈!?

植え替えの時にゆっくり効くタイプの粒状肥料を混ぜ込めばそれでOK!培養土を使うならそれもナシでいいくらいです。アロエに関しては、肥料不足よりあげ過ぎの方が問題が出やすいのです。

 

順調に育つと2〜3年で根っこが詰まってくるので、植え替えをしましょう。ここが次の肥料のあげ時です。

 

【室内で気をつけるべき注意点4つ!!】

では物理的スパースなどで室内で育てたい場合はどうなのでしょう。注意点4つを紹介していきますね☆


管理人が「リクガメのロンT&パーカー作ってみた!」

 

①日当たりがいいところに置こう!

日光が大好きなアロエ。よく育つ春から秋にかけては、なるべく外に出した方が元気に育ちます。室内で育てるなら、日当たりのいい窓辺を確保してあげて下さい。

 

ただし、しめきった窓辺は高温になりやすいもの。風通しに気をつけて、人間も快適だと感じる環境に置いてあげましょうね。また、それまで暗めの室内で育てていた鉢を急に直射日光にさらすと、葉焼けしてしまうことがあります。

 

室内→明るい日陰→ひなた、とちょっとずつ移動して慣らしてあげるといいでしょう。

 

 

 
②根腐れに注意!

アロエの健康には、水のやり方にも大きなポイントがあります。

 

春と秋は成長する時期。15℃から25℃が成長するのにちょうどいい温度です。土の表面が乾いて2、3日したらたっぷり水をあげましょう。1回にあげる量の目安は、鉢の底から水が流れ出るくらい。意外と多いです。

 

夏も基本は同じですが、日中ものすごく暑い時に水やりをすると、鉢の中で茹だってしまう(!)ことも。朝か夕方の涼しいときのほうが良さそうです。

③室内での冬越しは?

冬は、寒いところでは断水すると【冬越のコツと工夫・注意点!】で書きましたが、室内ではどうしたらいいのでしょうか?

 

昼は暖房をたいていても、夜の間は冷え込むということもありますよね。最大の敵・根腐れを防ぐためにも、水やりの管理は最低気温に合わせましょう。

 

具体的には、

・最低気温が5℃以下→断水

・5℃以上はあるけど寒い→月1〜2回程度の水やりで様子見(土がしばらく乾かないようなら断水)

という感じで少しだけアロエさんに気を使ってあげましょう!!

 

 

④病害虫は?

あまり虫や病気の心配はありません。まれに「カイガラムシ」という白っぽいワタのような虫がつくことがありますが、古い歯ブラシなどでこすり落とせます。

 

【挿し木はどのくらい?】

株の数を増やしたい時は、春か秋に挿し木をしてみましょう。若い茎か、地際から出る小さい子株を使います。

 

よく切れるナイフで切り取ったら、切り口をよーく乾かします。大体1週間位を目安に陰干ししましょう。この時じゅうぶんに乾かさないと、雑菌が入って腐ってしまうこともあるので注意しましょう。

 

乾いたら、清潔な土に挿します。あまり栄養分の入ってない土のほうがいいのですが、サボテン用培養土でもOK。ぐらつく時は支柱を立てて支えましょう。

 

挿した後、水はあげません!

 

1ヶ月くらいして根が生えてきたら、そこで初めて水やりをしてください。

 

 

また、キダチアロエの下の葉から取って使っていく場合、茎ばかり長くて頭でっかちになってしまっている株をたまに見かけますね。そんな時にも挿し木で復活することができるんです!

 

思い切って上のキレイな部分を切り、同じ方法で挿し木にするだけ。美しくよみがえるので、やってみる価値はありそうです♪

 

【枯れた!茶色に変色している対策は?】

株が弱ってくると、葉の縁や先っぽが茶色く変色してきます。考えられる原因は、寒さで弱っている・水のやりすぎ・根詰まり・肥料が多すぎるなど。ざっくり、「アロエは具合が悪くなると茶色くなる!」のです。

 

茶色くなっている葉を触ってみて下さい。ブヨブヨしていなければ、まだ元気に戻れるかもしれません。思いあたる原因を取り除いて、様子を見ましょう。

 

 

ブヨブヨしていたら、残念ですがその葉は元には戻りません。水のやり過ぎによる根腐れです。株の一番上、中心にある成長点が固くて元気なら、挿し木で復活できるかもしれません。

 

ちなみに、秋から冬にかけて赤っぽくなることがありますが、これはあまり心配いりません。低温に当たって変色するのですが、春になると緑に戻ります。紅葉のようなものと思っていいようです。

 

【アロエの育て方まとめ☆】

それではこの記事を整理してみますね☆

 

①とにかく根腐れに注意!冬場は特に慎重に!

日当たりに置いてあげよう!ただし暑すぎない程度に。

③あとは放ったらかしてもわりと大丈夫♪

 

 

手がかからず、生命力のつよいアロエ。そんなパワーを、食べて吸収するからリクガメさんたちも力強いのかもしれませんね!

 

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