【ハイビスカスの育て方】鉢植えと地植えについて解説!
華やかなハイビスカスを家でも楽しみたい!でも熱帯の花を地植えしてもいいのか、鉢植えがいいのか?
そんなハイビスカスの育て方の疑問にお答えして行きたいと思います♪
☆この記事の内容です☆
【どのくらいで越冬できる?】
ハイビスカスはハワイや沖縄など、暖かい南の地方のイメージが強いですよね。実際、沖縄や九州の海辺などの暖地では、「街路樹や庭木」として地植えされています。外で冬越しできるかどうかは、冬の最低気温がどのくらいかで判断します。
一番冷え込む時でも5〜6℃を下回らない地域であれば、冬も屋外でOK。もっと寒くなる地域であれば、室内に取り込むことが必要です。時期を逃して霜に当たったりすると、一発で枯れてしまうので注意しましょう。
【鉢植えのメリット・デメリット】
まずはメリット。「鉢植え」であれば、寒くなってきたらサッと室内に取り込むことができます。太陽が大好きなハイビスカスのために、1日のうちずっと日の当たる場所がない場合も、日当たりを追いかけて移動させることも可能(ちょっとめんどくさいですが)。
日当たりが確保できるなら、いつでも室内で花を楽しむこともできます。
デメリットとしては、育つにつれて根詰まりを起こしやすいこと、土がすぐ乾いてしまうことがあげられます。毎年の植え替え、こまめな水やりが必要になってくるのです。
ハイビスカス(鉢植えの物が一輪) pic.twitter.com/z2HH7mKlzd
— リュウチャン&水瓶座☆☆流星バンドワゴ (@sazankatake) 2013年7月3日
【地植えのメリット・デメリット】
外だと日当たりが確保しやすいのが第一のメリットです。また、根がのびのびと育つことができるので健康になり、花も増えます。乾いた時は水やりが必要ですが、あまり頻繁でなくても大丈夫。
デメリットとしては、虫がつきやすいということ。外だから虫の種類が多くなる、と言った方がいいかもしれません。冬は、暖地以外では「掘り上げ」が必要です(あとで説明しますね)。寒くなる前に鉢に植え替えて、冬を越させなければなりません。
「掘り上げ」って?
10月ごろ、気温が下がる前に「庭から鉢にお引越し」させることです。まず、地上部を半分ほどにバッサリと切りつめます。根が減るので、地上部もバランスをとる必要があるのです。
なるべく根っこを傷めないように気をつけて、スコップなどで周りから掘り上げます。引っ張って抜いたりすると根がブチブチ切れて弱ってしまうので、丁寧にしてあげましょう。
根っこより一回り大きな鉢に植えつけ、10℃以上の室内へ。水やりをして、直射日光でない明るいところで休ませましょう。
植え替えしたばかりのハイビスカスが元気が無い。
もう越冬5年目ですが、可愛そうです。
ちゃんと花を咲かせてあげるけんね🌺 pic.twitter.com/8EXMQiYKI6— ケイ (@ketanma1) 2018年5月15日
【暖地でも万全な対策を!】
外で越冬させられるくらいの暖地でも、思わぬ霜や寒気で枯れてしまった‥という話をちらほら聞くことがあります。
大事なハイビスカスを守るため、「不織布や寒冷紗(ネットのような布。ホームセンターなどで買えます)で全体を包む」といいでしょう。根元もワラなどを敷きつめて保温すると完璧です!
【夏は違いがある?】
花の時期には水分をグイグイ吸収するハイビスカス、「鉢植え」だと特に水切れを起こしやすくなります。またコンクリートの上などに置くと地面からの照り返しで温度が上がり、ぐったりしてしまうことも。
「地植え」の場合は照り返しはあまり気にしなくても大丈夫です。
結局どっちがいいの?
日当たりのいい庭があってどちらでも選べるなら、「地植え」をオススメします!
毎年掘り上げをするのは大変ですが、もともと鉢植えでも植え替えは必要な訳ですし。何よりのびのび育てられるのが、ハイビスカスにとっても嬉しいのではないでしょうか。
ハイビスカスの鉢植えと地植えの比較まとめ☆
ハイビスカスの鉢植えと地植えの比較、まとめていきます!
・最低気温が5、6℃以上で霜が降りない暖地ならそのまま地植えOK!
・「鉢植え」は条件の良い場所に移動させるのがカンタン。
・「地植え」は秋に掘り上げが必要だけど、根がのびのび育つ!
鉢植え・地植えどっちにしても、植え替えやら掘り上げが必要なんですね。どちらにしても、手間がかかるところも含めて、まさに女王の風格^^;