リクガメが無精卵を生んだ場合は?どうしてる?
リクガメの飼育者にとって、無精卵は時折遭遇する現象です。 無精卵とは、産卵の際に受精していない卵のことを察します。 初めて経験する飼育者にとっては驚きや疑問が湧きます。無精卵の原因や扱いについて知ることで、リクガメの健康と繁殖に関する知識を深めることができます。
今回は無精卵について解説し、その先にある理由や予防策について調べていきます。リクガメの飼育者であれば、精無卵との見方を知ることは必須です。
☆この記事の内容です☆
そもそもリクガメの無精卵とは?
無精卵とは、受精していない卵のことです。リクガメは、実はメスだけの場合でも、無精卵を産むことがあります。これは、リクガメが成熟すると、メスは卵を産む能力を備わるためです。
そのため、オスとメスのペアで飼育していても、メスは常に受精した卵を産むとは限りません。
ちなみに産卵時期は?
リクガメの産卵時期は、飼育環境や種類によって異なりますが、一般的には春から夏にかけてです。ヘルマンリクガメの場合、産卵時期は4月から6月頃です。
産卵前には、メスが落ち着きなく動き回ったり、前脚で土を掘ったり、後ろ脚で土を掘ろうとする行動が見られます。産卵場所は、土が柔らかく、日当たりの良い場所が好まれます。産卵数は、種類や個体によって異なりますが、一般的には2〜8個です。卵は約2〜3ヶ月で孵化します。
その時期がきたら環境に不備がないか等、整えてあげてくださいね。
無精卵の原因と主な4つとは?
無精卵の原因はいくつかあります。主な原因は次のとおりです。
1・オスとメスのペアリングが不十分。
2・メスの年齢が若すぎる。
3・メスの体調不良。
4・飼育環境が不適切。
亀に限らず、卵性の脊椎動物は無精卵を産みます。 水棲亀の場合は、水中で転がっているのは無精卵の可能性が高いです。 有精卵は、生物の本能なのかきちんとしたところで産卵する可能性が高いです。
無精卵詰まりは母亀(メス)の命取りになる可能性があります。 そこで、本能で自分自身を守るために産む事もあるようです。
リクガメの卵詰まりの「原因・症状・対処法」とは?
卵が卵管に詰まってしまう病気です。主な原因は、以下のとおりです。
- 産卵場所が不適切
- 飼育環境が不適切
- 卵が大きすぎる
- 卵が変形している
- ストレス
卵詰まりになると、以下の症状が見られます。
- 食欲不振
- 元気がない
- 後肢の麻痺
- いきみ
- 排尿や排便ができない
卵詰まりが疑われる場合は、すぐに動物病院に連れて行くようにしてください。卵詰まりは、手術で卵を取り出す必要があります。
無精卵の見分け方は主な4つ?
無精卵は、有精卵と見た目がほとんど同じです。しかし、無精卵には、次の特徴があります。
1・卵が小さい。
2・卵の殻が薄い。
3・卵の殻にひびがある。
4・卵に臭いがする。
逆に有精卵の特徴は無精卵の反対です。「卵が重い」「殻が硬い」「卵に光を当ててみる。有精卵には、胚や血管が見えることがあります。」等があります。
無精卵の対処法とは?
無精卵の対処法というか、撤去するが一番良いですね。卵をそのまま放置した場合、卵は腐敗して臭いがします。衛生上もあまり宜しくないため、見分けがつき次第速やかに取り出して捨てましょう。
母亀が悲しむのでは?というのが飼い主にとって唯一ひっかるところ。ですが、カメは卵や子の世話をしない生き物ですので、取り上げてしまうのに何ら問題は(カメの精神安定上も)ありません。
カメの成体がいまだ未知なことがわかる仰天エピソード!?【面白コラム】
リクガメの無精卵は、通常、孵化しません。しかし、2014年に神奈川県の川崎市で、無精卵から6匹の子ガメが孵化したというニュースが話題になりました。この子ガメの飼い主である久保田さんによると、子ガメはすべてメスで、色や模様は母親とは異なっていました。久保田さんは、子ガメを大切に育て、いつか繁殖させてみたいと話しているそうです。
子ガメがなぜ無精卵から孵化できたのかは、まだ謎です。しかし、久保田さんは、子ガメが母親の愛情を受けて育ったからではないかと考えています。子ガメは元気に成長し、今では久保田さんの家族の一員となってるそうです。
「今までに例のないケースだと思います」。『育てて、しらべる 日本の生きものずかん カメ』(集英社、05年)を監修した愛知学泉大学の矢部隆教授も、そう言って興味を隠さない。
【引用:https://onl.bz/uK8Nd1W】
まさに生物の科学ですね(・0・;
まとめ
リクガメは、オスとメスのペアで飼育している場合でも、無精卵を産むことがあります。
リクガメの無精卵の見分け方は
1.卵が小さい
2.卵の殻が薄い
3.卵の殻にひびがある
4.卵に臭いがする
5.有精卵の特徴、光を当てて胚珠、血管があるかどうか。
無精卵は、卵が小さい、卵の殻が薄い、卵の殻にひびがある、卵に臭いがするなどの特徴があります。無精卵の対処法は、卵を撤去してケージの環境を清潔に保つように心がけましょう。