リクガメの甲羅がボコボコ(病気)な理由を考察してみた!
みなさん、動物愛好家の皆さん、こんにちは!今回のブログ記事では、リクガメの甲羅がなぜボコボコしているのかという興味深い謎に迫ります。これらの魅力的な生き物がどうしてこんなユニークな甲羅を持つのか、その理由を探求してみましょう。
ボコボコの理由や甲羅の意義、適切なケア方法についても見ていきます。さあ、冒険を始めましょう!
☆この記事の内容です☆
そもそもリクガメの甲羅の構造は?
リクガメの甲羅は、上側と下側で挟み込むような形でできてますよね?上はキャラペース、下はプラストロンという名前です。難しいようなら「上」「下」で認識しても良いです^^;
キャラペース(上)は頭と背中を、プラストロン(下)はお腹を守っています。甲羅は、角質でできた変形した鱗の集まりでできています。それを鱗板(スキュート)といいます。その形は、リクガメの種類によって違います。鱗板については後で説明しますので「へえー」くらいで流し読みしてくださいね。
リクガメの甲羅は、リクガメの大事な内臓を守ります。リクガメは、甲羅に隠れて、敵から身を守ることができます。また、甲羅は、リクガメの体温を調節する役割もします。
リクガメの甲羅は、自然界の驚異的な工学です。リクガメの甲羅は、何百万年もの進化を経て、現在の形になりました。リクガメの甲羅は、リクガメが生きていく上で、欠かせないものとなっています。
成長輪(成長線)と鱗板(スキュート)の発達とは?
リクガメの甲羅には、成長輪がたくさんあります。成長輪は、リクガメが成長するごとに甲羅にできる輪です。成長輪の数を数えることで、リクガメの年齢がわかります。
層になってますよね(赤矢印)?地層みたいに。成長線がたくさんありますので、5~6歳ってことはないですね。40~50年は生きているのではないでしょうか。すなわちスキュート(赤丸)が40~50枚重なった状態ということですね。
リクガメの甲羅のボコボコは、鱗板(スキュート)の成長が重なってできることがあります。スキュートとは、リクガメの甲羅の板のことです。スキュートはそれぞれ個別に成長するので、甲羅にボコボコとした外観が生まれます。
こちらは先ほどより、成長輪の数が少ないですね。10~20歳というところでしょうか。話は脱線しましたが、このスキュートがボコボコになったり、変形する話に戻しましょう。
ボコボコの原因はシンプルな2つ!
原因はリクガメにとって「自然な環境」が与えられてないこと。当たり前の環境が与えられてないことということですね。目をつぶって、リクガメが住んでいる国、気候を想像イメージしてみてくださいね。どうですか?そんな環境に境が少しでも近づけてますか?
1.「環境」を見直す!
リクガメの甲羅は、その環境によって大きく影響を受けます。食べ物が足りなかったり、日光や紫外線を浴びる時間が少なかったり、住む環境が良くなかったりすると、甲羅が弱くなり、不規則に成長したり、ぶつぶつができたりします。
リクガメを健康に飼育するためには、十分な食事を与え、日光や紫外線を浴びせるようにし、住む環境を良くすることが大切です。
2.「外傷、疾病、甲羅の異常」をケアする!
けがや感染症なども、リクガメの甲羅のボコボコの原因となることがあります。成長過程で甲羅にダメージが加わると、不規則な形成や変形が生じることがあります。
甲羅の感染症(例:甲羅腐れ)は、凹凸やザラつきを引き起こすことがあります。リクガメの健康を保つためには、これらの問題に適切な獣医ケアを提供することが重要です。
もちろん、「甲羅がボコボコだったり、変形している状態」が先天的な要因もあるでしょう。それはもしそうなら受け入れるて共存していくしかないでしょう。
リクガメの「甲羅のケア=環境のケア」だが・・。【リクガメへの考え方】
健康な甲羅を維持することは、リクガメの全体的な健康にとって重要です。カルシウムやビタミンD3を豊富に含んだバランスの取れた食事を与え、自然光またはUVBライトへの適切な場所にすることが重要です。
人工飼料に頼り過ぎ?カルシウムの吸収効率問題!?
ボコボコはタンパク質摂取過多とネットで良く言われてます。代表的なエサがリクガメフードも言われてます。タンパク質がカルシウムの吸収を低下させるとも言われてます。「人工フードの優秀さ」とリクガメの自然な成長が追い付かないなどが原因だとも言われています。
たまに散歩ついでに野草などを与えて栄養のバランスを調整してあげるのも選択肢の1つとして考えておいてくださいね。野草の栄養バランスは野菜には無いものがありますから。(詳細は過去の記事で「野草についての記事」)
定期的な清掃と甲羅の点検は、汚れや異物の蓄積を防ぎます。また、適切な広さ、適切な湿度、温度勾配を備えた適切な生息地を作ることが、リクガメの甲羅の健康をサポートします。
見た目を綺麗するのにこだわり過ぎ?
もちろん「甲羅が綺麗=ちゃんとした飼育」とも言えます。しかし、リクガメへ生体の研究はまだわからないことがたくさんあるのも事実。先天的要因などいろんな要因が考えられます。
見た目がボコボコ・変形していても「元気」なリクガメがいることも事実。でしたら、そのまま見た目を気にせずに受け入れて元気に育ててあげるのがその子にとっては良いのではないでしょうか?もちろん、良いと思うことは積極的にやってあげることが前提ですが。
知恵袋の貴重な意見まとめ
あとは貴重な意見があったので引用させて頂きます。考える材料になれば幸いです。「引用元:https://onl.bz/41DJ3zN」
綺麗にするには手間暇が掛かる?
紫外線を浴びる事です。窓際で日光浴をさせずに外で日光浴と運動をさせ野草を根ごと食べさせるとペットの陸亀も見事な甲羅が仕上ります。亀の展覧会にはその様に飼育したギリシャを出展してました。物凄く手間暇を掛けるのです。
カメの甲羅に穴が開いている場合?
穴に関してですが、爬虫類の病院に行けばシリコンなどで埋めてもらえるはずです。
一度、ボコボコになったり、変形した甲羅はなおるの?
いずれにしても、一度歪んだまま成長させてしまったものは 矯正できません。しかし、今後も歪んだまま成長させてしまうのか 徐々に矯正させていくのかは選択の余地があります。
まとめ:
リクガメのボコボコした甲羅は、保護機能とともにその健康状態を示す素晴らしい特徴です。甲羅の質感に影響を与える要素を理解することで、適切なケアを行い、潜在的な問題に対処することができます。
1.環境を見直す。
2.優秀過ぎるフードも調整すし、野草も与える。
3.元気で問題ならボコボコを受け入れる。
元気なのに見た目だけを気にした飼育になるのもまたおかしな話です。リクガメの健康を第一優先で考えて、見た目の綺麗さは2の次にしましょうね^^