リクガメを飼育しよう!ロシアリクガメが人気な理由!
2018/04/02
チチュウカイリクガメ御三家(?)として、ヘルマンリクガメやギリシャリクガメと並んで初心者向きと言われるロシアリクガメ。穴掘り上手なリクガメとしても知られていますよね。
意外と手に入りやすい値段なこともあり、これから飼ってみたいと思う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、小さいのにパワフル!リクガメ界のショベルカー、ロシアリクガメの飼い方ついてまとめてみました!
ロシアリクガメの魅力や注意点など、これから飼うための参考になれば幸いです!
画像引用元http://www.asahi.com/and_M/living/SDI2014101779031
☆この記事の内容です☆
ロシアリクガメの親しみやすさ
大きくなっても20㎝前後というコンパクトさと、とても丈夫で食欲旺盛という飼い易さから初心者向けのリクガメと言われています。
ヨツユビリクガメとも呼ばれ、その名の通り前足の爪が4本しかなく、そのがっしりとした丈夫な前足からガメラを連想する人も多いようですね。性格は人懐っこく、人の手から餌を食べてくれる種が多いようです。
ホルスフィールドという学名からホルスと呼ばれることが多いのですが、穴掘りが得意なことから[掘る巣]などと当て字をされることもあり、穴を懸命に掘る姿が可愛い!と飼い主さんの心を掴んでいます。
また、上から見た時まんまるな形をしていることから、メロンパンみたいだと親しまれており、その女子ウケ必至の丸い見た目もロシアリクガメの魅力の一つです。
画像引用元http://www.flickr.com/photos/18257063@N00/46713291...
ロシアリクガメの飼い方
・運動スペースを確保するため、ケージは60㎝以上の物を用意しましょう。(超ゆとりサイズで90cm)
・湿気が苦手で乾燥を好みます。(湿度50~60%くらい)高温多湿の時期には特に注意が必要です。
・設定温度はホットスポットで35℃前後、ケージ全体を20~25℃前後にすると丁度良いです。
・穴を掘って潜る習性があるため、床材はロシアリクガメの体が隠れるくらいに深めに敷いてあげると安心します。
・エサは、たんぽぽなどの野草や小松菜や青梗菜などの野菜が中心です。
果物も大好きですが、あまり与え過ぎると病気になってしまうため、水分補給程度に与えましょう。
リクガメ用の人工フードは栄養価が高すぎることがあるので与え過ぎには注意して下さい。
屋外飼育に注意
画像引用元http://plaza.rakuten.co.jp/ebityan/diary/ctgylist/..
ロシアリクガメは丈夫で寒さにも強いため屋外飼育も可能なのですが危険性もあります。特に注意したいのが脱走です。ロシアリクガメは冬眠する種のため、穴掘りが得意です。
最大で1メートルほど穴を掘ることもあり、そこから脱走して迷子になってしまうことが少なくありません。屋外飼育の場合は地中に金網を埋めるなど脱走対策を徹底して下さい。
また、登ることも得意とするため高さにも気を付け、足場を作らないように注意して下さい。
ロシアリクガメは冬眠する種類ではありますが、冬眠は管理がとても難しく、下手に冬眠させることで病気や餓死などにより死なせてしまうこともあるため、よほど熟知していない限りさせない方が安全です。
まとめ
なるべく自然に近い形で飼ってあげたいという飼い主さんの優しさ、大切ですよね。でも、人間に飼われているという時点で不自然なことです。
自然界の厳しい環境におかれているからこそ出来ることを、飼育されたペットに強いるのは、かえって危険な場合があります。飼った以上は、飼育下の良さを最大限に生かし、いかにペットが快適に暮らせるかを考えてあげることが大切な気がします。