リクガメの飼育。ギリシャリクガメってどうなの?
2018/04/02
モザイク模様の美しい甲羅と小柄なサイズで人気の高いギリシャリクガメ。ヘルマンリクガメやロシアリクガメと並んで初心者向きのリクガメと言われています。その可愛らしい容姿にトリコになってしまった人も多いのでは?
画像引用元http://aquamedia.exblog.jp/12557821/
今回は、ギリシャリクガメについてあれこれ書いてみました。飼育する際の注意点などが載っておりますので、宜しければ是非ご覧ください!
ギリシャリクガメはたくさんいる
ギリシャリクガメはとても広範囲に生息しているため、たくさんの亜種(※亜種とは、ほぼ同じだけど ほんの少しだけ違う種というような意味です)が存在します。亜種によって大きさや飼い方も異なり、初心者向けから上級者向けまで存在します。
日本で知られている主なギリシャリクガメは、アラブギリシャ、トルコギリシャ、ムーアギリシャ、アナムールギリシャなどです。中でも国内で人気が高いのがアラブギリシャと、トルコギリシャです。
アラブギリシャとトルコギリシャの違い
アラブギリシャ
体長は15㎝~20㎝程度と、ギリシャの中でも最も小柄であり、また、大変可愛い容姿をしていることから人気があります。暖かい地域に生息しているためとても寒さに弱く、冬眠には不向きな亜種だと言われています。
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トルコギリシャ
体長は25㎝~30㎝ほど成長し、ギリシャの中で最も大型です。寒さにとても強く冬眠も可能な亜種です。日本の気候に適応しやすいため、とても飼育しやすく初心者向きだと言われています。
画像引用元http://www.shiroharainko.org/inkoauction/auction.c..
飼育の仕方と注意点
飼育方法は一般的なリクガメの飼育方法を参考にして下されば大丈夫です。ケージの大きさは90~120㎝ほどの大きさを用意しましょう。
個体により手狭になる場合は、運動スペースを確保するためにも出来ればケージを広げて下さい。各保温設備、床材などギリシャリクガメに合ったものを選んで下さい。
ギリシャリクガメは乾燥を好むため、湿度は50~70%程度で設定して下さい。梅雨から夏の時期などは特に通気性を良くする工夫が必要です。
温度は25℃~30℃位と一般的な飼育温度で問題ありませんが、アラブギリシャなど寒さがとても苦手な亜種もおり、もっと高い温度設定が必要になる場合があります。飼育するリクガメの好む温度をきちんと把握しておきましょう。
ギリシャリクガメの餌と水
ギリシャリクガメはよく水を飲みます。いつでも飲めるように用意してあげて下さい。草食のため、餌は野草と野菜が中心です。野草はたんぽぽやクローバーなどを与えると喜びます。
野菜は小松菜やチンゲンサイなどです。他にもトマトや人参など色々な野菜をバランスよく与えて下さい。
ギリシャリクガメは かなりの大食漢で、イチゴやバナナなども大好物ですが、与え過ぎると肥満になるため、お楽しみ程度に与えるようにしましょう。また、リクガメ用の人工フードもとても栄養価が高いため、あまり与えない方が無難です。
餌の与え方は、幼体時代は回数を分けて与えますが、成体になれば一日一回です。餌はなるべく活動量の多い午前中~昼過ぎまでに与えるようにしましょう。
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まとめ
ギリシャリクガメって、ギリシャに生息しているからその名がついた訳ではなく、甲羅が[ギリシャ織り]の模様に似ていることからその名が付いたそうです。
それだけ美しい甲羅という事でしょうか。魅力がいっぱいのギリシャリクガメですが、飼い易い亜種から難易度の高い亜種まで幅広く存在しますので、本当に自分が飼いたいギリシャリクガメなのかよく確認してから購入することが大切です。