リクガメを飼育する。野外で気を付けたいこと4つ!
2018/11/19
屋外飼育の良さは、何といっても太陽の恩恵を目一杯うけられることですよね。自然に近い場所で飼育することは、リクガメにとって理想的な形だと言われています。
画像引用元:http://kikkou.ocnk.net/
しかし、簡単に出来ることではなく、屋外飼育をするためには様々な準備が必要です。また、注意事項もたくさんありますよ。屋外飼育をするための正しい知識を身につけ、十分考えたうえで実行するようにしましょう。
屋外飼育をする前に!!
今まで屋内で飼育していたリクガメを、準備期間もないまま、ある日突然 屋外飼育に切り替えるのは大変危険です。週に何度か外に出す時間を設け、徐々に慣らしていきましょう。
その際、鼻水を垂らしていないかなど、リクガメの様子を観察し、決して無理をさせることのないようにして下さい。
画像引用元:http://s268.blog123.fc2.com/blog-entry-130.html
屋外飼育が可能と言われるリクガメでも、生息区域によって不向きなこともあります。ペットのリクガメが生息している場所の気候や気温など必ず確認しておきましょう。
また、購入したばかりのリクガメや、病気療養中のリクガメなども屋外飼育は止めて下さい。
決して無理をさせず、何か問題があったらすぐに屋内飼育に切り替えられるようにしておきましょう。
屋外飼育で気を付けること
①温度管理
・25℃~30℃前後を保つようにして下さい。
・水槽や衣装ケースでの飼育は熱がこもって危険ですので止めて下さい。
・必ず日が当たる場所と当たらない場所を作り、リクガメが日よけ出来るようにして下さい。
②外敵に注意
屋外飼育ですと、リクガメがカラスにつつかれることがあります。小さなリクガメの場合、そのままくわえて持って行かれる可能性もあるため、カラス避けのネットは必ずつけておきましょう。
また、庭で飼育している場合、カラス以外に猫や犬、いたずらや泥棒をする人間などにも注意が必要です。
③脱走に注意
ベランダ飼育の場合、脱走による転落事故が多く聞かれます。ベランダの周りを囲うなど、リクガメがよじ登れないようにして下さい。
また、庭で飼育する場合、リクガメによっては土を掘って脱走する事もあるため、地中も30㎝ほど壁を埋めておくなど脱走対策が必要です。
④床材
ベランダ飼育など、床が土ではない場所で飼育する場合、床材を敷く必要があります。床材は、赤土など屋外飼育に適した物を使用しましょう。
その際、床材を直にベランダの床に敷くと熱がこもってしまうため、底上げ出来るものを用意し、風通しを良くする必要があります。
画像引用元:https://www.youtube.com/watch?v=OHsONCzOLdw
合わせて読んでおくと訳にたつ記事はこちら☆
寒くなったら室内へ!!
気温20度位を目安に室内飼いに切り替えるようにしましょう。地域によって温度差がありますが、だいたい9月~10月までに屋内飼育に切り替えている人が多いようです。
冬眠は管理がとても難しいため死亡させてしまう危険が高いと言われます。ペットの命に関わる事です。必ず正しい知識を身につけてから行うようにして下さい。
余談ですが「お部屋が一つ余っている」「ほとんど使っていない」方も世の中にはいらっしゃるようです。
日当たりの良い部屋をそのまま亀用の部屋にしているという方も中にはいらっしゃるようです^^;これなら「日陰、日当たりの良い場所」は勝手にカメさんが移動して探すので適度な運動にもなりますね。
余裕がある方はこのほうがカメさんとの「共存感」のようなものを感じながら生活できるので楽しそうですね。飼育以上の何かを感じます。理想といえば理想ですね^^
がしかし、あまり現実的ではないんでしょうか。
リクガメ飼育屋外まとめ☆
この記事を整理していこうと思います。
1.1番のメリットは自然な日光浴。
2.野外飼育は意外と危険がいっぱい。
3.安全で大きなスペースが確保できる方向け。
屋外飼育はどうしてもしなければならないものではありません。室内飼育をしながら、外に午前中2~3時間程度出すという方法もあります。場合によってはリクガメを危険にさらす場合もあるため、よくよく検討する必要があります。
やはり、自然に触れさせるという意味で2~3時間ぐらいの散歩程度が一番、カメにとっても飼い主にとっても安全で心配がいらないのではないでしょうか。
とはいえ、休日の晴れた日にカメさんを家に放して、窓を開放して、一緒にまったりと過ごしてみたいものですね♪そんなスローライフもまた楽しいでしょう^^
合わせて読むとよりわかる記事♪
>> リクガメを飼育する上で必要なライトとは?ライトの違いを把握しておこう
>> リクガメの飼育で冬に欠かせない物とは?寒さを上手に乗り切ろう!