フトアゴヒゲトカゲの飼育の温度管理。基本の飼育温度は?
フトアゴヒゲトカゲの温度管理(温度設定)についての記事です。ケージ内の温度は?どんな温度計を使ったら良いのか?夜などはどうすればよいのか?
温度管理は大切ですが分からないことが多いですよね。今回はフトアゴヒゲトカゲの「温度管理法」や必要な「保温器具」をご紹介します。
☆この記事の内容です☆
フトアゴヒゲトカゲの温度で夜は?つけっ放しのライトと消すライトは?
フトアゴヒゲトカゲの飼育にライトは欠かせません。変温動物のフトアゴさんは様々なライトで保温してあげる必要があるのです。特に必要なライトは以下の2つ!
・バスキングライト
・保温球
では、それぞれの役目を見ていきましょう。
フトアゴヒゲトカゲの日光浴に必須★バスキングライト!
バスキングライトとは(あ、耳タコの人は読み飛ばして下さい(;^ω^))日光浴用のライトです。ケージ内の一部に高温の場所(ホットスポット)を作るために使用しますよ♪
フトアゴさんら爬虫類は餌を消化するために体温を上げる必要があるためホットスポットは必須!紫外線ライトと一緒に使って疑似太陽を作ってあげましょう♪
・ホットスポットの温度は35~40℃(幼体の場合は36~40℃)を目安に管理しましょう。
・照射時間は8~10時間ほど(早朝に点灯)が一般的。夜は消します。
バスキングライトのW数はケージのサイズで選ぼう★
バスキングライトには25w~100wまであります。ケージのサイズによって選びましょう!というのもあまり狭いケージに高すぎるw数は温度が上がり過ぎてしまい危険だからです((+_+))
ちなみに60㎝のケージでは50wくらいがちょうど良いという意見が多いようです。実際に色々なW数で試してみるのが一番良いかもしれませんね(;^ω^)
また、季節によってW数を変えてみる(夏場は50W。冬場は75W。など)のも良いですね♪ようは適温が保てればOk!
24時間★温度管理をするライト!保温球
画像引用元:https://ux.nu/a10bu
保温球とは(こちらも耳タコの人は以下同文(;'∀'))ケージ全体を暖め、ケージ内の温度を一定に保つために使用されます。バスキングライトが一か所なのに対して、こちらは全体ということですね。
・保温球の温度は、昼間20~30℃(幼体の場合27~30℃)夜は20~26℃(幼体は25℃前後)が目安。
・保温球は24時間つけておきます。
また、冬や夜など保温球だけでは温度管理が心もとないと感じる時は、パネルヒーターなどの保温器具を併用してみましょう^^
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フトアゴヒゲトカゲの温度管理に温度計は必須!
さて、温度管理を「んー。だいたい30℃くらいかな?」などと間隔でするわけにはいかないですよね(;'∀')そう!温度管理には温度計が必須!温度が高い場所、低い場所それぞれに温度計を設置しておきましょう。
当たり前ですが、温度計で大切なのは温度が見やすいこと。デジタルは遠くからでも見やすいのでオススメです^^
温度管理には温度計+サーモスタットで!
画像引用元:https://insta-stalker.com/tag/爬虫類大丈夫ママ/
こちらも耳タコかもしれませんが、温度計と同じく温度管理の強い味方といえばサーモスタット様( *´艸`)バスキングライトや保温球に繋げて使うことで自動で温度管理をしてくれます。
といっても、仕組みはいたってシンプルで、設定した場所の温度が高くなればスイッチが切れ、低くなればスイッチが入るという感じです^^
使い方は人それぞれですが、昼間はバスキングスポットの温度管理に使用し、夜はケージ内全体の温度管理をするために使用するという人も多いようですね。
(フトアゴだけに)フト思う。フトアゴヒゲトカゲには保温球?暖突?
フトアゴヒゲトカゲの保温器具を選ぶ際、「保温球にしようか暖突しようか」で迷う人も少なくないと思います。というのも、保温球も暖突もケージ内全体を暖める役割を果たすという意味では同じだからです。
では、(保温球は皆様ご存知ということで)暖突がどんなものなのかを具体的にご説明いたしましょう!(^^)!
暖突とは!?
暖突とは、ケージの天井部分に張り付けて使用するヒーターです。輻射型遠赤外線上部用ヒーターという名の通り、遠赤外線の力でケージ内全体を暖めてくれます(*'ω'*)熱量の約90%以上を下に放射してくれるというからポカポカになりますよね♪
暖突の凄い点(#^.^#)
・保温球の約3分の1の消費電力で同等性能!
・触れても熱くない加工がされているので、電球に巻き付いてしまうヘビやトカゲのやけど対策に有効
・電球ではないので球切れの心配がなく(上手に使えば)半永久的に使用可能
・値段は高いが、耐久性・経済性に優れているため結果的に保温球よりお得
上記を見ると「いいじゃん暖突!完璧じゃん(*'▽')」と思うことでしょう。そう。確かに暖突は保温球に比べ優れた点がたくさんあり、安全性も高いことから大変人気のある保温器具です。しかし(意地の悪い私は)「そうは言ってもデメリットもあるだろう」と思い、ググりまくって暖突のデメリット意見を集めてみました(;^ω^)
暖突のデメリットは?(;'∀')
・取り付けにちょっと手間がかかる(ネジで止める)
・場所をとる(W数が大きいほど面積が大きくなる)ので、他の器具を付けにくくなる
・高さのあるケージだと熱が下まで届かない
などの意見が見つかりました。取り付けがちょっと面倒で、ケージによっては暖突が向かない場合もあるということですね。
「保温球」と「暖突」を比べると?
上記でお伝えした通り、保温球は暖突に比べて
・消費電力が大きい
・球切れが早い
ということになります。「(電球は)いつ球切れになるか分からないので冷や冷やする」という意見もありました(;^ω^)まぁ確かに。しかし、保温球の魅力は何といってもその熱量!保温球の熱を放射する力は暖突より高く「同じw数なら保温球の方が暖かく感じる」という意見も見られました。
というわけで、暖突は優秀な保温器具ですが、飼育環境によっては暖突だけで適温を保つのが難しいかもしれません。そんな時は保温球やパネルヒーターなどの保温器具仲間の力を借りてみるのも良いですね!
色んな保温器具の特性を上手に生かしてフトアゴさんに快適な住まいを作ってあげて下さい(^_^)/~
画像引用元:https://ux.nu/a10bu
フトアゴヒゲトカゲの飼育の温度管理★まとめ
フトアゴヒゲトカゲを飼育する上で温度管理は何よりも大切なものです。しっかり器具を揃えて元気なフトアゴさんに育ててあげて下さいね^^それでは今回の記事を整理しましょう。
①フトアゴヒゲトカゲの温度管理のために必要なライトは、日光浴する場所を作る「バスキングライト」とケージ内全体を温める「保温球」の2つ!保温球だけで温度管理が難しい時はパネルヒーターなども併用すると良い。
②バスキングライトは日中のみ。温度は35~40℃(幼体はもう少し高め)保温球は24時間付けておく。温度は昼間20~30℃。夜は20~26℃(同じく幼体はもう少し高め)
③温度管理は温度計を使おう。デジタルが見やすくてオススメ。サーモスタットは温度を自動管理してくれるので温度計と一緒に使うと便利!
温度を制す者はフトアゴを制す!(^^)!(かもしれない)温度管理で分からないことがある時は、こうしてネットで調べるのも良いですが、購入先の爬虫類ショップに質問してみるのも良いかもしれませんね。